出会ったら、超危険!?本当は怖いキツネの生態系とその駆除方法
「きつねは何科の動物?」
これを聞いて即座に答えられる人はほとんどいないでしょう。
アニメなどで可愛く描かれるキツネですが、その生態系を私たちはあまり知りません。きつねは私たちの想像よりも恐ろしく、中には感染症の原因となる寄生虫を持っているものまで存在するのです。
そんな恐ろしい動物なら現れたら手っ取り早く駆除した方が良いのでは?そう思われる方も多いでしょう。
しかし、きつねは鳥獣保護管理法により、保護される野生動物であるため、
原則、駆除(捕獲)はできません。ですから、方法としては業者に頼むのが確実で安心だと言えます。この記事では、きつねによる被害やその原因から、駆除の流れをわかりやすくまとめていきます。この記事を読むことにより、明日から、もしきつねが目の前に現れた場合でも冷静に確実な対処ができるようになります。
きつねの生態について
それでは、対策の前にきつねがどんな動物なのか、というところから見ていきたいと思います。どんな動物なのか知らないと対策の立てようがないですからね。
きつねは、ネコ目イヌ科に属する哺乳類で、知能が高く
多くの種類が存在しますが、日本には
アカギツネの亜種であるキタキツネとホンドキツネの2種類がいます。
北海道ではキタキツネが身近な野生動物として認識されており、民家の庭や畑。観光地に姿を現すこともあリます。本州にはホンドキツネがいますが、都市部で暮らす機会がないため姿を見かける機会は少ないかもしれません。しかし、きつねの生息場所は広く、
海岸から山、農地や森林などで暮らしています。
春の繁殖期には川の土手や山の斜面などに巣穴を掘り、子育てをします。
ですが、子供が育つと巣穴で生活することはなくなります。
きつねはイヌ科の中では珍しく群れを作らない動物です。家族単位で小さな群れになることはあるものの、基本的には単独行動で、仲間と一緒に遠吠えをすることもありません。
つまり、山岳付近や海岸付近にお住まいの方は注意が必要です。きつねを放置していると被害が拡大していきます。
次は、きつねの被害で多く報告されているものを見ていきましょう。
きつねを放置して出てくる被害
被害① 農作物被害
きつねは雑食のため畑に侵入して農作物を食い荒らすことが
報告されています。他にも虫は鳥類、人家のゴミを捕食することもあります。
被害② 人やペット、家畜に伝染病を運ぶ恐れがある。
こちらも先ほど軽く触れましたが、きつねの中にはエキノコックスに感染している物もいます。食事を済ませた後、寄生虫の卵が入ったフンをして、それが何らかの原因で、水などを通して人間の口から体内に入り、寄生されてしまう恐れがあったり、放し飼いしていたペット(イヌやネコなど)に寄生する場合もあります。
ではそもそもエキノコックスとは何でしょうか?
きつねが人に媒介する感染症として代表的なものがエキノコックス症です。
初めて耳にする方も多いと思いますが、これはエキノコックスという寄生虫が体内に入ることで起こる病気です。潜伏期間は10年と長く、発症すると肝機能障害が起きて、最悪死亡することもあります。
ではどのように人に感染するのでしょうか?
エキノコックスはきつねの町内で成虫になり、卵を生みます。卵はフンと一緒に排出されるため、感染している動物や、そのフンに触れたり、川の水を飲んだりして口に入ることによって人に感染します。
北海道ではきつねが身近な存在であるため、主な感染源となっているため、エキノコックスの感染が警戒されています。
ですから、もし観光地などで野生のきつねを見かけることがあっても、餌付けをしたり野生のきつねに接触することは危険なので絶対にやめましょう。
更に、きつねはエキノコックスだけでなく、疥癬(かいせん」という皮膚病を媒介することもあります。
被害③ 牛などの家畜を襲う被害
きつねは肉食寄りの雑食のため、ニワトリだけではなく、うさぎや魚など様々な物を食べます。更にきつねは、「視覚」「嗅覚」「聴覚」などの感覚器官に優れているだけではなく、身体能力も高いため遭遇したら非常に危険だとも言えます。
きつねの駆除方法について
ここからは具体的にどのようにきつねに対処して行くかをご説明します。
きつねを駆除するための準備
はじめに、きつねを駆除するために必要なのは、きつねを寄せ付けない環境を作ることです。ではどのように環境を整備すれば良いのかについてお伝えします。
必要な準備は以下の5点です。
- エサとなる残飯や生ごみ、イヌやネコの餌を外に放置しない。
- 生ゴミが散乱しないよう、ゴミステーションの管理を徹底する。
- 餌付けは絶対にしない。
- もしきつねを見つけた場合は、大きな音を立てて追い払う。
- 木酢液など、きつねが嫌がる物を撒く
上から順番に説明します。
まず、一つ目は繰り返しになりますが、きつねは肉食に近い雑食のため、基本的に何でも食べられることを覚えておきましょう。残飯や生ゴミ、ペットの餌が外に放置していると
きつねが寄ってくる可能性があります。ですから、残飯や生ゴミは回収の前日に出す。
こと。そしてペットの餌は与える時以外は、屋内にしまっておいてください。
次に二つ目は、ゴミステーションの管理の徹底です。
ゴミが散乱しやすい状態でおいていたら、きつねが寄ってくるのは容易に想像できるかと思います。もしかしたらきつね以外の動物も呼び寄せてしまうかもしれません。そうならないために、ゴミステーションの管理は徹底する必要があります。
具体的な例をあげると、ゴミステーションに出したゴミに防鳥ネットを被せるという方法です。これは多くのゴミステーションで使われている方法で、地域によっては無償で貸してくれるところもあるので、気になる方はご自分の地域のくらし情報などを調べてみて下さい。
三つ目は言わずもがなですが、野生のきつねに餌を与えないことです。
なぜなら、エキノコックス症の危険性ときつねを住宅に寄せ付ける原因の二つを含んでいるからです。つい、ちょっとした出来心で餌付けをしてしまうと、自分の家だけではなく、近隣の家にまで被害が及ぶ可能性がありますので、くれぐれも餌付けすることがないようにしてください。
四つ目は準備と言うよりは、きつねに遭遇した場合の対処法です。詳しくは後述しますが、きつねは頭が良く警戒心が強い動物のため、大きな音を立てて追い払う手段が有効とされています。そのために必要な道具もあるので後ほどご紹介します。
五つ目はこれも対処法になるのですが、キツネの嫌がる物を事前に把握し準備しておくといざ、遭遇したときに冷静に対処することができます。
きつねは嗅覚が鋭いため、臭いにはとても敏感に反応します。
この臭いを利用することによって、きつねの侵入を防除することができるのです。
以上が駆除するために必要な準備でした。これを見ただけでもきつねが寄ってくる確率はぐんと減ると思います。しかしきつねは野生動物のため、油断はできません。もしもの時のために対策をしておくのが非常に重要です。
次は、いざ駆除するためにどんな道具が必要なのかを一緒に見ていきましょう。
きつねを駆除するために必要な道具
それでは、きつねを駆除するために必要な道具をご紹介します。
- アニマルブロッカー
- 木酢液
- 自暴撮影カメラ
- 箱罠
アニマルブロッカー
まず初めにご紹介するのがアニマルブロッカーです。
アニマルブロッカーとは、変動音、超音波、威嚇女どの音や、夜間侵入を防ぐLEDライトを搭載した機械です、アニマルブロッカーはアメリカで数多くの実験を繰り返し開発に至った物で、その有効性からアメリカでは大きな信頼を得ており、庭や畑をはじめ、倉庫、キャンプ場、山小屋等で数多く使用されています。
メリットとしては
- 実験により有効性が認められ、設置場所も多い。
- サイズがコンパクトなので設置場所に困らない。
- 操作が簡単なのでわかりやすい。
ですがその反面デメリットもありまして。
デメリットは
- 値段が高い
デメリットは一点だけです。「それだけ?」と思われたかもしれませんが、
ちゃんとした機能がついた物を買おうとすると、1セット¥15.000ぐらいします。
探せば安いものはいくらでも見つかるのですが、機能的なところを見ると不安が拭えきれないので、どうしても値段が高くなってしまいます。
しかし、これはどの道具にも言えることですが、「これさえあれば100%大丈夫」と言う物はないということです。確かに有効性はいくつかの実験で確かめられているかもしれません。ですが、効果がないケースも想定しなければなりません。効果がもし、無かった場合のこと考えると金額が「大きいかな」とは思いますが「ぜひ。試してみたい」と言う方は試してみるのもアリだと思います。
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木酢液
木酢液とは、炭を作る際に出る水蒸気を冷やして、液体にした物です。
気になる匂いですが、焚き火をした時のケムリのような匂いがします。
これが良いという理由はきつねをはじめ、害獣の苦手とする匂いだからです。
木酢液は害獣対策の基本で、アニマルブロッカーよりも知っている方も多いかと思います。使い方は簡単で、木酢液をペットボトルに入れ、きつねが現れる場所付近の土に口元の部分を出して埋めるだけです。簡単な作業ですが、雨の日などには雨水が入らないようにキャップをしたりといった注意も必要です。
木酢液のメリットとデメリットをまとめると、
メリット
- 手頃な価格で手に入れやすい
- 100均にも売ってある
- 効果が高い
デメリット
- 定期的に手を加える必要がある。
- 等間隔で複数設置する手間がかかる
以上が木酢液のメリットとデメリットでした。こうして見ると、少しの手間を惜しまなければ安くて効果も高いので駆除するための道具としてはまずは木酢液からと言えると思います。>>>ご購入はこちら
自動撮影カメラ
続いては自動撮影カメラをご紹介します。いわゆるテレビなどでお馴染みの動物の熱を感知して暗闇でも自動で撮影してくれるカメラです。
これがなぜ必要なのかというと、まずどこから来て、どこを荒らすのか、そしてどのように逃げるのかといった現状を把握するのが対策をする上でとても重要だからです。
現状を把握するのは対策の基本なので、ぜひ押さえていただきたいポイントです。
しかし、やはりここでも問題となってくるのは、お値段です。
自動撮影カメラはとても高性能のため、どうしてもお値段は高くなってしまいます。
こちらもメリットとデメリットを挙げておくと
メリット
- 動物の動きを把握することができる。
- 効果的な場所に罠を設置することができる。
- 動画も撮影できるので行動内容が容易に把握できる。
デメリット
- とにかくコストがかかる
確かに効果は高い道具ではあるんですが、なかなか手を出しづらい物ではあるので、
まずは手軽な道具から試して効果がなければ考えてみてもいいかもしれません。
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箱罠
箱罠は箱に仕掛けた罠により、きつねを引き寄せ捕獲する物です。
箱罠はご存じの方も多いと思いますが、箱罠にも様々な種類があるので、いくつか説明しておきたいと思います。
踏み板式・・・餌に釣られて入ってきた動物を高確率で捕獲することのできるシンプルな仕組みの箱罠。ただし、捕獲対象以外の動物を捕獲してしまうことがある。
釣り餌式・・・餌付きのフックを引くことでフタが閉まる構造の箱罠。しかし、フックを引く力の弱い動物は捕獲されない。捕獲対象物を狙って捕獲できる効率の良さが特徴。
蹴り糸式・・・状況に応じて、仕掛けの位置や感度を変更することが比較的簡単な箱罠。
大型獣用の箱罠に採用される事が多い。
片開式・・・片開式は檻の奥まで動物を誘き寄せるので、フタが閉まる際に逃げられにくい。また両開式に比べ価格が安いのが特徴。
他にも多く種類がありますが、基本となるのはこの4種類になるかと思います。
箱罠のメリットとデメリットを挙げておくと
メリット
- 道具の種類が多いので、自分の悩みにあった道具を選ぶ事ができる。
- 動物を傷つける事なく捕獲することができる。
- すでに組み立てた物もあるので手間があまりかからない。
デメリット
- 鳥獣保護管理法等の法律により、捕獲するには許可がいる
- 捕獲対象ではない動物を捕まえてしまう事がある。
- 罠を仕掛けたからといって確実に捕まえられるわけではない。
道具の組み立てや罠の設置にはそれほど手間は掛からないのですが、許可をとったり、罠にかからず場所を変えたりといった別のところでの手間はかかってくるので、最初に試すには少々ハードルが高いと感じました。
多くの道具を見てきましたが、個人で駆除するとなるとどれも決定打に欠けるという印象です。一つ一つの効果は高いものの、扱いが難しい物もあれば、定期的にメンテナンスをしなければならない物もあります。個人の悩みや状況に寄って効果のある物は変わってきますので、自分の今の状況を改善できる道具はどれだろうか?
というのをしっかり吟味した上で道具を選び、試していただけたらと思います。
それではここまでで、きつねを駆除するために必要な道具は以上です。
次は、きつねを安全に駆除するために守らなければならない注意点について説明していきます。
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家庭で駆除するための注意点
それでは、きつねを駆除する際の注意点について説明します。
この記事では何度もご説明している通り、きつねは鳥獣保護管理法に概要する野生動物のため、許可なく駆除、捕獲をすることはできません。なので、個人で駆除(捕獲)をお考えの方は必ず許可を取りましょう。
また、山中の場合、猟免許を保持した方が駆除を行っている場合もありますが、住宅街では銃や、罠の仕掛けは基本的に使えないので、きつねを寄せ付けないための防衛策が重要になります。もしも個人での駆除の線引きがいまいちわからないという方は、各自治体に駆除の方法を確認してから、行動に移すようにしてください。自分で駆除するのが意外と手間がかかることがご理解いただけたと思います。きつねの駆除にそんなに多くの時間をかけられないという方がほとんどでしょう。ではもっと楽な方法はないのか?
答えをいうと、あります。自分で行うより安全で手間のかからない方法は、業者に依頼する事です。なぜか?それをご説明したいと思います。
きつねを駆除するなら業者依頼が安心
前の項では個人で駆除を行うのがいかに時間と労力を使うのかを説明しました。
皆さんの貴重な時間と日常を守るために、業者に依頼するのがなぜ良いのか、それは、
彼らがプロだからです。「そんなの当たり前でしょ。」と思われたかもしれません。「何当たり前のことを言ってるんだ」と感じたかもしれません。しかし、いざ目の前にきつねやその他の害となる動物が現れた時。冷静にプロの彼らに電話する人がどれだけいるでしょうか?多くの人はとりあえず自分でなんとかしようとします。しかし何も知らないまま行動するのがいかに危険なのか、この記事をここまで読んで下さった皆さんならご理解いただけたと思います。なのでもし、きつねの駆除について理解できていないところがあったり、不安があれば業者に依頼し頼るのが一番安心かつ、時間と労力を最小限にする唯一の方法です。
「業者は多くあるけど、どこが良いの?」という方のために、下記にきつねの駆除を行ってくれる業者をご紹介いたします。それぞれの会社の強みなどもご紹介しますので、ぜひ個人の目的に合った業者をお選びください。
きつねの駆除を行ってくれる業者一覧
それでは、最後にきつねを駆除を行ってくれる業者をご紹介します。
ご自分の状況と照らし合わせてご覧ください。
① 街角害獣駆除相談所
この業者の強み
- 現地調査と見積もりが無料
- 最長5年保証と施工1年後に無料点検
- 業界での最安値に力を入れている
- 24時間365に対応で、最短30分いないに駆けつけてくれる
相場感
現地調査無料+駆除基本料金が¥4.500〜なので、プロに頼みたいけれどなるべく料金は安く抑えたい方には、特にお勧めです。現地調査と見積もりが無料なので、見てもらうだけでもありだと思います。>>>>お見積もり、ご相談はこちらから
② ホームレスキュー
この業者の強み
- 害獣駆除の専門業者だからできる最安値保証
- 追加料金がない
- 駆除だけでなく、清掃から修繕までやってくれ、リフォームも頼める
- 業界最長レベルの、最長10年保証
相場感
料金は最安値を保証してくれて、更に追加料金が無いというのがとても安心感を感じます。それに加え、業界では最長の10年保証。駆除後のアフターフォローもしっかりやってくれるので、納得と安心をお求めの方にはおすすめできるかと思います、
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③ ハウスプロテクト
この業者の強み
- 対応エリアが広い
- 多くのメディアに取り上げられている
- 業者最長レベルの、10年保証
- リフォーム会社が母体となっているため、駆除後の施工を任せる時にも安心できる。
- 問題の全体を見た上で、金額を提示してくれるので、値段の根拠しっかりしている
相場感
料金は最安値などの保証はついていないが、その分被害を細かく見てからの対策や、アフターフォローといった長い目で見た場合の料金を提示してくれるので、害獣駆除に対しての熱意が感じられ、また自社で広告から、施工まで行っているので、追加料金や中間マージンがかからないのは安心できるポイントだと感じられる。
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まとめ
この記事では、きつねの生態から、実際に目の前に現れた場合の対策や駆除方法について解説してきました。
この記事を通して、お伝えしたかったのは、きつねの駆除を個人でやる場合には、時間と労力がとてもかかります。個人で何かを行いたい場合は、きつねが来ないような環境作り(生ゴミや、残飯を外に放置しないなど)などの対策をして、メインの駆除は業者に依頼したほうが安心だということです。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。