近寄ると危険?毒ヘビの種類とおすすめの駆除業者を徹底解説
ヘビといえば、干支のひとつであったり白蛇は縁起物とされるなど良い印象を与える象徴として扱われることも多いですよね。
しかし一方で、実際にヘビと対峙した場合に咬傷や毒の危険性からどのように対処したらいいか戸惑う方も多いのではないでしょうか。
ヘビは一部種類は特定動物の対象でもあり、人の生命・身体等に害を加えるおそれのある動物です。
また、市などは明らかに飼育下からの脱走を疑うような外来種ではないヘビの場合、自然の生きものと認識されているために駆除や捕獲等の対応は行われていないのが現状です。
普段はおとなしいとされる動物ですが、ヘビによる咬傷事故は毎年発生しており、命に関わるケースもあります。
今回はそのようなヘビの生態や被害の実態、自分で駆除をする方法について解説します。
ヘビを駆除する方法ですが、結論からいうと業者に依頼するのがオススメです。
なぜなら、駆除を目的に近づくことで咬まれる危険性があるからです。
また、ヘビを捕獲して特定動物の保管と見なされた場合、個人であれば6ヶ月以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
業者に依頼することで、それらのリスクを回避でき、さらに自分で行うよりも徹底して安全に駆除することができます。本記事では、害獣駆除業者に依頼する具体的なメリットやヘビの駆除を行なってくれる業者も詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください
ヘビの生態について
ヘビは世界中に2700種以上が存在すると言われており、体長は数センチから数メートルに及ぶものまで多岐にわたります。また、食性や生息地も幅広く、私たちの暮らす場所も生息地となる種類がいることが知られています。ヘビの生態の観点から、ヘビを放置することで被害が拡大する理由を解説します。
行動、特徴
種類により昼行性のものから夜行性のものまで存在します。ネズミや鳥類を餌とする種類のヘビでは、これらの餌を求めて家屋に侵入することが知られています。
日本の野生で見かけるヘビの体長は45~150cm、大きい種類では250cmになるものもいます。本土で見られるヘビは、無毒であるアオダイショウやシマヘビが多いとされていますが、ヤマカガシ、ニホンマムシは有毒です。有毒種のニホンマムシは保護色の体をしているため、野外での発見は困難です。
繁殖能力
繁殖は卵生と胎生のものがいます。よく見られるとされるシマヘビでは1匹につき4〜16個の卵を産み、1ヶ月ほどで卵が孵り、2年も経たずに成熟します。
食べ物
比較的大型のアオダイショウは、ネズミや鳥類を食べるために家屋に侵入することで知られています。このため、都市部でも民家周辺で見られることもあります。
以上のような生態から、放置してしまうと数が増加してしまい、より被害が拡大してしまいます。
ヘビを放置して出てくる被害
このように非常に厄介なヘビを放置してしまった際に起きてしまう被害を3つにまとめました。
被害1 大型外来種による事故
被害2 人への咬傷による被害
被害3 ペットへの咬傷による被害
それぞれ詳しく見ていきましょう。
大型外来種による事故
ヘビは世界中で2,700種以上いると言われています。その中でも大型の外来種による事故の報道を耳にされた方も多いのではないでしょうか。ペットとして飼育されていた3.5mものニシキヘビが脱走し自治体が注意喚起を呼びかける事件や、6.5mものニシキヘビに襲われたと思われるペットショップ関係者の死亡事故が挙げられます。
海外から輸入されるヘビも特定外来生物に指定されて法の元で管理をされているとはいえ、意図せず脱走されてしまった場合は周辺地域に暮らす人に重大な危険が及ぶ可能性があります。
人への咬傷による被害
日本固有種による事故の発生も知られています。ヘビの咬傷事故の中でも問題になるのが、有毒種によるものです。日本でヘビに噛まれて命を落とす人は減ってきてはいるものの、マムシに噛まれる事故は4月ごろから9月に多く、年間1,000〜2,000件と推定されています。死亡事故の多くは、小児や高齢者、治療開始が遅れたり受けられなかった場合に起こります。全国の救急病院・診療所を対象にしたアンケート調査で致死率は0.8%だと発表されているものもありますが、油断は厳禁です。また、一命をとりとめた場合でも、毒液が直接目に入ると失明することがあるなど、毒蛇に出会ってしまった場合はかなりの注意が必要です。
ペットへの咬傷による被害
ヘビを見かけた際に取る行動として地方自治体の推奨はそっとしておくことですが、ペットにはその認識を持たせることはできません。大切な家族の一員であるペットが、好奇心などによりヘビに接触してしまった場合、命に関わる事故につながるケースがあります。
北米で報告されている毒蛇咬傷による犬の死亡率は1〜30%と幅がありますが、ショック症状や呼吸不全など、人と同様に命に関わる事故に繋がります。
ヘビは臆病な動物で自ら攻撃を仕掛けてくることは稀ですが、意図せずに接触してしまった場合や、ペットがちょっかいを出してしまった場合など、防ぐことが難しい事故も起こり得ます。鋭い牙を持っているので、無毒種であっても大きな怪我につながる可能性があります。その上、有毒種と接触してしまった場合は命に関わる重大な事故になる危険性があるため、無理をして自分で駆除をするよりも、業者に依頼をした方が安全でしょう。
ヘビの駆除方法について
ヘビを駆除するには、個人で駆除を行うか業者に頼むかと選択肢が分かれます。まずは、自分で駆除する場合の具体的な方法を見ていきましょう。
ヘビを駆除するための準備
ヘビを駆除する際に気をつけなければならないことは、噛まれないようにすることです。裸足やサンダルなどは肌の露出があり危険です。うっかりヘビを踏みつけてしまった際に噛まれないように、しっかりと靴を履き、丈夫な生地の長ズボンを履くことが大切です。
また、ヘビは狭い場所を好むため、そのような場所に逃げ込む可能性があります。ヘビを捕まえようと手を入れてしまわないように注意が必要です。
さらに、毒蛇に咬まれてしまった場合は緊急の対応が必要となります。事前に近くの医療機関の診療時間の確認をしておくと良いでしょう。
ヘビを駆除するために必要な道具
家の中でヘビを見つけた場合などに自分で追い払いたい場合は、長い棒を用意しつっついて追い出すことや、塩素系漂白剤をヘビの近くに撒くことが効果的です。
現在はヘビの嫌がる臭いなどを使った忌避剤が市販されています。ヘビをよく見かける場所に配置することで、その場にヘビが近づき難くすることも有効です。
家庭で駆除する場合の注意点
ヘビを追い出す場合、なかなか思うように出てくれない場合や、駆除が終わったと思っても再発してしまうケースも多くあります。また、動かなくなってもいきている場合や、死んで間もないときは頭部の筋肉が動いて咬まれる危険性があるため、死んでいると思ってもヘビに触るのは危険です。
さらに、一旦駆除を終えた後でも餌を求めてヘビの侵入被害の再発が起こることがあり、ネズミや鳥などヘビの餌となるような小動物も併せて対策が必要になります。
侵入経路の対策も、再発予防のため必要になります。ヘビが侵入できそうな穴や隙間を埋め、塀などを設置することが有効です。
ヘビを駆除するなら業者依頼が安心
以上のようにヘビを駆除するには多くの手間がかかり、再発の都度対応する必要があります。無毒のヘビと毒蛇をとっさに見分けることは難しく、毒を持っていないヘビであったとしても破傷風菌が見つかる場合もあり、毒による被害の他に感染のリスクもあります。
ヘビの駆除はとても難しく、個人で行う場合は容易に再発する可能性が高いです。咬傷事故のリスクを避けて徹底した駆除を考えるのであれば、業者に依頼する方が安心でしょう。